■■■イモリ池と池を利用する生き物達■■■
更新日:07/07/26
都立大学キャンパス内には池が3つありますが、その内最も小さなものがイモリ池(仮称)です。直径10mで面積は100m2程度、最大の深さもせいぜい50cm程度でしょうか。緑地のなかにあり、まわりは完全に樹木で覆われていて、昼でも薄暗い感じがする静かな池です。初夏の水辺にはカキツバタが咲き、池の水面にはヒツジグサの白い花が咲き乱れます。大学が移転してきた当時は見られなかったのですが、'92年からは突如としてオオカナダモが姿を現し、今では池の水面のほとんどを覆うようになりました。
この池は、他の池と違い都立大学キャンパスの建設工事以前から存在し、それほど人手が入れられなかったせいか、この地域の昔ながらの姿が一番良く残っていて、水生昆虫や両生類など、多様な生き物達の住みかや繁殖場となっています。'92年春からは、水難事故防止(?)および生物保護のため、池の周りはフェンスで囲まれています。
山地渓流を除く東京都西部の丘陵地帯では、13種の両生類(サンショウウオ類2種、カエル類11種、)が生息しています。その内、この緑地で現在8種類が見られ、アマガエル以外の7種はイモリ池で繁殖しています。緑地の外れのひょうたん池(仮称)でも、アズマヒキガエルやシュレーゲルアオガエルは産卵していますが、産卵された子供たちはうまく育っていないようです。イモリ池以外には、コイなどの魚が放されていることが関係しているようです。その点、イモリ池には魚がいなかったことが幸いし、両生類の繁殖がうまくいき次世代が順調に育っています。この池は、緑地の両生類の最大の繁殖場であり、重要な供給源としても機能しています。
イモリ池には、春から秋まで様々な両生類が姿を現し、繁殖活動を行います。このうち、親が1年中見られるのはイモリだけで、他の種は、それぞれ特定の季節にだけ姿を現します。次に、イモリ池で繁殖しているの両生類を種ごとに紹介しましょう。

イモリ池を利用する両生類の繁殖活動の季節変化
珍獣ハクビシンの出現(1996年5月)
ゲンジボタルの再発見(1996年7月)
イモリの寿命
続イモリの寿命
両生類の年齢と寿命
イモリ池でお昼過ぎころに測定した1994年4月から1998年6月までの水温の季節変化のグラフです。画像をクリックすると大きなグラフが見れます。
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